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ウィリアム・ギブスン『カウント・ゼロ』のあらすじを5分で読む

ウィリアム・ギブスン『カウント・ゼロ』読んだけど、意味わからなかった(けどやせ我慢して面白かったと言っている)皆様こんにちは。

そんな皆様に5分で読めるあらすじ(要約)を置いておきます。もちろんネタバレです。

この作品は3人の登場人物のストーリーラインが交互に行き来する章立てになっています。物語を理解するためには、各人物のストーリーを通して読んだほうがわかりやすいので、そのようにまとめています。

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目次

 

※各段落の数字は章番号です。

ターナー

  • 1: ターナーは企業に雇われる傭兵。企業から経営陣や研究者のトップを引き抜く専門家。ミッション中の爆発でバラバラになり、死にかけたが、最新技術で復活。"ホサカ"の忍者(暗殺者)のコンロイによって、ミッションへ連れて行かれる。ミッションは"マース生命工学"のトップ研究者であるクリストファ・ミッチェルをホサカに移籍させること。

  • 4: ヘリで沖合の石油掘削場へ連れて行かれ、ジェイリーン、ラミレスら、ミッションのチームメンバーに会う。

  • 7: アリゾナの現場(砂漠のモール跡地)に移動し、さらなるチームメンバーと医療班に合流する。

  • 14: 夜、ミッションの準備を進める。ジェット機が到着。何者かによって爆発が起こる中、ジェットから現れたのはミッチェルではなく少女だった。少女を飛行機に乗せて飛び立つ。その時、離陸した場所で大爆発が起こる(マースの仕業と思われる)。

  • 17: ボゴダへ飛ぶ予定を変更し、近くの"栗鼠の森"に着陸する。少女の正体はミッチェルの娘、アンジイだった。地元に住むターナーの兄ルーディと旧友サリイがいる家へ助けを求める。アンジイをスキャンすると、頭の中に何かが移植されていることが判明。

  • 21: マースの発表により、ミッチェルが死んだことを知る。ルーディからホーヴァ(乗り物)をもらい、アンジイとスプロールへ向かう。アンジイは頭の中にある何かによって夢を見させられると言う(寝言でフランス語のような混成語を話していた)。移動中、アンジイが変な歌を歌っているのを聞く。

  • 24: 雨宿りのため、脇道のガソリンスタンドに停まった瞬間に後をつけていたホサカのヘリコプターに襲撃される(乗っていたのは仲間だったはずのオウキイだった)。その場を離れている時、アンジイは気絶し、意識を乗っ取られたかのように男の声で「わしは道路の神(レグバ)」だと発する。

  • 27: スプロールの西側に入り、ホーヴァを停める。またアンジイは気を失い、また男の声で話し始め(今度はレグバではなく、サムディだと名乗る)、「地下鉄でニューヨークへ向かい、殺しをしろ」と指示を出してくる。 ミッチェルの身上調書を見ると、ミッチェルは当初業績を上げられなかったが、誰かの助けによって業績を上げ、トップ研究員となった(ミッチェルは裏取引をしていた)。駅到着後、例の「男の声」の指示でマディスンのハイパーマートへ行き、そこで「ジャマーの店」へ行くように指示される。

  • 30: コンロイから電話がかかってくる。コンロイはホサカだけでなく、ウィレクのためにも働いていた(ウィレクはミッチェルを買い取ろうとしていた)。ミッチェルは娘を脱出させたあと自殺していた。

  • 34: アンジイはボーヴォワールが"プロジェクツ"へ連れて行くと言い、ボビイも同行することに(アンジイが聖処女であることがわかる)。ボビイの母も生きていたことがわかる。

  • 36: 数年後、ターナーとサリイには7歳の息子がおり、二人は死んだルーディの話をしている。

 

マルリイ

  • 2: マルリイは元恋人のアランが企てたアート作品"コーネルの箱"の偽造スキャンダルに巻き込まれていた。この一件を機に富豪のアートコレクターであるウィレクはマルリイを雇い、ウィレクが持つコーネルの造り手を見つけるよう依頼。時間とお金は無制限に使えると伝えられる。

  • 5: ブリュッセルのホテルにチェックインすると、ウィレクから荷物が届く(コーネルの箱のホログラムを投影する機械だった)。

  • 8: パリの友人アンドレアのアパートを訪ねる。アンドレアのもとにアランから連絡があり、マルリイと話したいと言ってきたという。

  • 10: マルリイは元恋人アランとレストランで会う。アランはそのアーティストを見つけるためには自分の人脈が必要だと言い、大金を要求する。アランは武器を持っていて、欲しがるものは渡したほうがいいとウェイターに密かに助言される。

  • 12: カフェでウェイター(正体はウィレクのもとで働くパコ)と落ち合う。後日、パコからアランに金を渡すことにする。

  • 15: 翌日、パコにロバーツ画廊へ連れていかれる。支配人のピカールにコーネルの出所を聞く。ロバーツがスプロールで買い入れたらしいが、ロバーツは1年前に不慮の死を遂げており、それ以上の情報はなし。アランは電話で要求金額を伝えてきた。

  • 18: マルリイはパコの反対を押し切り、一人で大金をアランに渡しに行くと、アランは死んでいた。現場で番号を書き留めたたばこの箱を見つける(後に軌道座標だとわかる)。

  • 20: マルリイは旅行代理店に行き、箱に記された場所への旅行を手配する。

  • 23: ターミナルへ向かうシャトルの中で突如ウィレクの映像が現れ、アランを殺したのはマース生命工学だと伝える(アランはマースから提供された情報を売ろうとして殺された)。また、コーネルを造る者であればウィレクに自由を与えてくれると考えていると言う。ターミナルで見つけた宇宙船パイロットを雇い、アランのメモにあった軌道座標へ連れていきたいと伝える。

  • 26: 向かう先は昔のテスィエ=アシュプール中核の一部だという。行先と通信し、コーネルの箱を造った人をウィレクが探しており、危険が迫っていると伝えると迎え入れられた。その場所にはウィガン・ラドゲイトという老人とジョーンズという若者がいた。箱のアーティストのもとへ連れて行ってくれるという。

  • 29: ジョーンズが案内した先には様々な道具が繋がれた何十本もの人工操作手(箱作りの機械)があった。そこでウィレクから通信が現れ、契約を果たしたことが告げられる。その時、機械が動き始める。

  • 31: ジョーンズはウィグを探しにいく。マルリイは機械が箱を作るところを眺めている。マルリイは相手と対話をする。そこにパコが到達するが、ウィグとジョーンズは中に入れるのを拒否する。パコは1時間以内に開けなければ力づくで開けるという。

  • 33: ウィレクが死亡し、マルリイの雇用が解消されたことをパコから伝えられる。作られるのは箱だけではなく、時々ソフトウェア(生体ウェア)もあるらしい。

  • 35: 後日談。タレントのタリイ・アイシャムが、アンジイとボビイのことを噂している。

 

ボビイ

  • 3: ボビイはツー=ア=デイから預かったアイスブレーカを使っての初めてランでヘマをして死にかける。その時、何か巨大なものが電脳空間からこちらを捕えようとするのも感じて、さらに少女の声を聞いた。
  • 6: 気を失ったが、自宅で目を覚ました(何者かに助けられたらしい)。ボビイは事情を探るため、ツー=ア=デイを探す。
  • 9: 道中、ボビイはギャングに襲われ、ソフトウェアが入ったデッキごと盗まれる。その後、ツー=ア=デイに会いに行き、そこでボーヴォワール、ルーカスというフーンガン(魔術師)の男たちに会う。彼らは奇跡の聖処女ヴィエジ・ミラクについて知りたく、ボビイの助けが要るという(曰く、ボビイは道と経路の主・レグバに選ばれた者であるため、ミラクに会えたのだと)。
  • 13: ボーヴォワールたちはヴードゥーを信仰している。ボビイが盗まれたソフトウェアはある大物のもので、それを取り戻さないとツー=ア=デイはフーンガンたちに殺されるらしい。
  • 16: ボビイはルーカスに連れられ、リムジンでスプロールへ向かい、例のソフトウェアを売った大物フィンに会う。その日の朝、フィンは3人の殺し屋に襲われたという(殺し屋たちはすでに死んでいた。後にマースが送り込んでいたことがわかる)。フィンはそのソフトウェアはウィガン・ラドゲイトから手に入れたと言う。曰く、ウィグは信仰に目覚めて狂った元カウボーイで、所在不明だが、時々人を通じて色んなもの(箱やウェアなど)をフィンに売っていた。ボビイに渡ったソフトウェアもウィグのものだった。
  • 19: ボビイはルーカス、ジャッキイとともにニューヨークのデパート「ハイパーマート」へ。
  • 22: ジャマーの店(ナイトクラブ)へ行き、ウィグについて聞く。そこでオートマチック・ジャックのデッキを体験した時、レグバなどの神を見て、ジャッキイはルーカスが死んだと悟る。
  • 25: 店の外には、何者かの企みでギャング団が集まっている。ボーヴォワールが武器を持ってダクトから店に入る。ボーヴォワール曰く、アイスブレーカーを作ったのも、今企みを働いているのもマース生命工学かも知れないと。その後の作戦を立てるが、失敗する。
  • 28: ジャマーは貸しのあるヤクザを利用しようという。ボビイは電脳空間へ没入する。そこで電脳空間を監視していたジェイリーン・スライドに妨害される。ボビイの家にロケットを撃ち込んだのはマースだと聞かされる。ジャックアウトするとターナーとアンジイがいた。そこにコンロイからターナーに電話がかかってくる。
  • 32: ボビイが没入してる間、レグバがジャッキイを乗っ取り、「男と聖処女が上がってくる」と伝えてきた(つまりアンジイが聖処女だった)。ジェイリーンのデッキを目指して再びボビイとジャッキイが没入した瞬間、ウェレクが張っていた防衛線に引っかかり(アンジイの逃走を阻止するために張っていた)、ジャッキイは即死する。ボビイはなぜか通過し、ウィレクとパコに遭遇。その時、サムディがボビイに乗り移り、ウィレクとパコを殺す(サムディは自分の馬であるジャッキイを殺されたことへの報復らしい)。別のシーンで、スライドがコンロイを殺す(ラミレスを殺されたことへの報復)。